andy cohen sits down with demi lovato on siriusxm's radio andy in miami
Kevin Mazur//Getty Images
デミ・ロヴァート(Demi Lovato)

発端はデミ・ロヴァートがインスタグラムのストーリーにアップしたクレーム。ロサンゼルスにある小さなフローズンヨーグルト店「ビッグチル」に行ったところ、そこにはダイエット食品やビーガンスイーツなどいわゆるギルトフリーのお菓子が大量に陳列されていたという。デミは「フローズンヨーグルトをオーダーするのがとても大変だということに気がついた。注文するためにカウンターに行くまでにシュガーフリーのクッキーやダイエットフーズを通り抜けなくてはいけない。もっといい行動をとって」。ビッグチルが「痩せなくてはいけない」という人々の気持ちを煽って金儲けをしていると非難、「ダイエットカルチャーのハゲタカ」とハッシュタグまでつけていた。

これに対してビッグチルは反論。デミがストーリーにDMのスクリーンショットをアップして店側の回答を暴露している。ビッグチル曰く「糖尿病やセリアック病、ビーガンの人のために商品を揃えている。もちろん体を甘やかすような商品も置いている」。健康上の理由から糖分やグルテンを摂取できない人のために商品を置いていると説明している。「私たちはダイエットカルチャーのハゲタカではない。我々のお客様が必要としているものを過去36年間売ってきた。もしあなたがそれを不快に思ったのなら申し訳ない」とも。デミはこれに反論。「あらゆるニーズを持っているすべての人が歓迎されていると感じられるような環境の店を作るべき。あなたの店に入るだけでも葛藤と闘っている人たちのことを気遣いつつ、他の人にもサービスすることはできる」「言い訳しないで、態度を改善して」。

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courtesy of Big Chill via Instagram

ここまでだったらデミの行動は「痩せるべき」「スリムな体型の方がいい」という社会の根強い風潮に苦しんでいる摂食障害の人のために立ち上がったものと見ることもできる。でもその後、エンタメサイト「TMZ」がデミが公開していなかったDMのスクリーンショットを入手。そのやり取りの中でデミは「ギルトフリー」と書かれたクッキーが店内に置いてある写真を送っている。ビッグチルはこれに対して「この写真は2016年のもの。私たちはこのブランドの商品はもう何年も扱っていない。プロテインクッキーを置き始めたのは客からの要望があったから」と反論している。でもデミは一歩も譲らず、同じようなクッキーが置いてあったからやっていることは同じだと主張。さらに「いい加減にしなよ。ふざけるんじゃない。間違っているのはあなた。正しいのは常に客」と脅迫めいたメッセージまで送っている。

courtesy of Demi Lovato via Instagram

ちなみにデミはこの脅迫DMが流出する前に動画を投稿、ビッグチルへの謝罪を表明している。その中では摂食障害の体験を語りつつ「お店が望むなら協力する」とコメント、同じ障害に苦しむ人も安心して入れる店作りを手伝うと申し出ていた。動画のメッセージとこのDMのあまりの落差にファンからは衝撃の声も。脅迫めいた言葉をデミがどう釈明するのか注目が集まっている。