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当時の恋人ミア・ファローの養女で35歳年下のスン・イー・プレヴィンと結婚した映画監督のウディ・アレン。最新の自伝『Apropos of Nothing(原題)』の中で、スン・イーとの関係について詳細に綴っていることが明らかになった。

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自伝の中でアレンは付き合い始めたときのことを振り返り、「関係が始まったばかりの頃、欲望が他のすべてを支配していた。僕たちはお互いに触れずにはいられなかった」。恋人の養女だったことが理由で、スン・イーとの関係が発覚したときアレンは大きな批判を浴びた。ミアもアレンを激しく非難している。アレンは彼が撮影したスン・イーのセクシーな写真をミアが発見し、2人の関係を知った日のことにも自伝の中で触れている。アレン曰く「彼女のショックや怒りは理解できた。当然の反応だ」。でも「時々私は、その後に起きることを知っていたらスン・イーと交際しなかったかと質問される。いつも私は一瞬も迷うことなく同じことをすると答える」。後悔はしていないと宣言している。

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当初、この自伝はアシェット・ブック・グループ(HBG)が出版する予定だった。でもアレンの息子ローナン・ファローがこれに猛反発。ローナンは昨年、HGB傘下の出版社からノンフィクション本『Catch and Kill』を出版している。アレンにはもう1人の養女で、ローナンにとっては姉に当たるディラン・ファローに性的虐待を加えた疑いがある。それが原因でローナンとアレンは父子であっても険悪な関係だった(ちなみにローナンはミアとアレンの間の子どもとされているが、2013年にミアは「ローナンの父親はフランク・シナトラかも」と発言している)。

またローナンの『Catch and Kill』は映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの性的虐待を告発するまでの道のりを描いたもの。それを考えると裁判で無罪にはなっているとはいえ、疑いの残るアレンの自伝を出版することにローナンや従業員が反発したのは当然と言える。彼らの抗議でHBGは出版を取りやめたが、新たな出版社アーケード・パブリッシングがアレンに救いの手を差し伸べた。自伝は結局、来週発売されることになった。

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出版にこぎつけたとはいえ、恋人の養女との関係を赤裸々に綴った内容には改めて批判の声が上がりそう。どんな反応が起きるのか、見守りたい。


Photo: Getty Images