サーフィンのもともとの始まりは西暦400年頃で、非常に古い歴史を持つとされる。まず、高度な航海技術を持ち“海の民”と呼ばれた古代ポリネシア人が、片側に浮きの付いた舟「アウトリガー・カヌー」を発明。
最初は漁業に使われていたそのカヌーが、波乗り用の娯楽として独立して徐々に小型化し、木を削った板状のもの=サーフボードの原形が誕生したそう。
18世紀にハワイを発見した、「キャプテン・クック」の名で知られるイギリス人探検家ジェームス・クックが、初めてサーフィンを目撃したヨーロッパ人であったとされる。
その後キリスト教の布教活動の妨げになるとされ禁止されてしまうが、しばらくして復活。ストックホルム大会(1912)とアントワープ大会(1920)の水泳で金メダルを獲得した、“近代サーフィンの父”ことハワイ出身のデューク・カハナモクにより広く世に伝わってゆく。