
世界中の女性たちに夢を与えた世紀のロイヤルウエディングから2年が経過。英国王室の最注目カップルだったヘンリー王子&メーガン妃は“異例づくし”のマイウェイで王室に新風を吹き込んだけれど…、今年3月末に高位王族からあっけなく引退! これはワガママ? それとも革新的? 2人の未来が幸せなものになるのか、王室における夫妻の異例な事件を総ざらい。
英王室史上初、奥様はLA出身のバツイチフェミニスト

メーガン妃といえば、LA出身で離婚経験があり、また幼い頃から「フェミニスト」としてさまざまな場面で女性の権利を訴えてきた。きっとヘンリー王子は女王をはじめ家族に、そんなアクティビストな妃を大絶賛もとい大プッシュしたにちがいなく、英王室は公式サイトにメーガン妃のプロフィールを公開する際、王室史上初めて、「フェミニスト」として紹介。さらに、妃が2015年に「UNウーマン」の親善大使としてスピーチした内容から「私は女性であること、フェミニストであることを誇りに思います」という引用までも掲載して、妃をウェルカムした。これって、ヘンリー王子の売り込みが功を奏した?
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異例の待遇! 結婚前にロイヤルファミリーとともにクリスマスミサに出席

毎年12月25日に、エリザベス女王の私邸サンドリンガムハウスの近くにあるセントメアリー・マグダレン教会で行われるミサに出席する英国王室一家。基本的に女王がここに招くのは正式に王室入りしたロイヤルファミリーのみであり、たとえ婚約者であっても参加はできない。ところが2017年、まだ婚約者だったメーガンの姿が! しかも、ミサの後には王室一家とランチも共にしたと報じられている。関係者によると、ヘンリー王子がイギリスに家族のいないメーガンを招待してくれるようにと女王にお願いしたそう…。女王ったら、孫に甘すぎる…。
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多様性に富んだロイヤルウエディング

2018年5月19日(土)、ウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で愛を誓ったヘンリー王子とメーガン妃。2人の結婚式はロイヤルウエディング史上、最も多様性に富みかつフェミニズム的要素が詰まった式に。実父不在だけど代役を立てずに1人でバージンロードを歩いたり、ウエディングドレスは「ジバンシィ」によるミニマルなデザイン、賛美歌に加えてゴスペル合唱など、メーガン妃の「こだわり」が全面に発揮された渾身のセレモニーとなった。
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婚約写真の衣装はヌードさながらのセクシードレス

王室メンバーの公式婚約ポートレートといえば、代々フォーマルなスタイルが受け継がれ、ダイアナ元妃もキャサリン妃も清楚で控えめなドレススタイルだった。ところがメーガン妃がチョイスしたのは、セレブ御用達ブランド「ラルフ&ルッソ」による超セクシーなフルレングスドレス(別名ネイキッドドレス!)。透け感たっぷりのシアーな素材にゴールドの装飾が施されたレッドカーペットにお似合いの1枚は、正統派のネイビースーツ姿のヘンリー王子が見事な引き立て役に…。
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公の前でも濃厚キス&恋人つなぎ♡

王室のメンバーには、ファッションや食事のエチケットなど、守らなければならない多くの儀礼やガイドラインがある。そのうちのひとつが、公務の際の人前での愛情表現だ。たとえばウィリアム王子とキャサリン妃は常にスマートな振る舞いで、公然で愛情表現を見せることはほぼない。そんな中、ヘンリー王子とメーガン妃は恋人期間からロイヤルカップルになってからもずっとお互いしか目に入らないほどイチャイチャが大好き! どんなときも手をつなぐときは恋人つなぎ! 結婚直後のポロの表彰式にいたっては熱烈なキスを披露し、さらにアーチーを同行させたアフリカ訪問時にも唇にキスと、英国王室史上ナンバーワンといえるイチャイチャカップルだった。
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ファッションはセレブ感KEEPの大胆肌見せ

LA育ちの元女優というバックグラウンドに加え、自分の意思をしっかり持つメーガン妃だけに、たとえロイヤル入りしたからといって譲れないものも。それは、大好きなファッション。ロイヤルの女性メンバーたちの公務スタイルといえばストッキング&スカート姿が定番で、素足は失礼だとみなされる。けれど、「肌見せを封印だなんて、ナンセンスー!」なんて声が聞こえそうなほど、婚約発表会見も真冬の公務も素足。初めてのトゥルーピング・ザ・カラーでは肩を出して自慢のデコルテを披露。さらにオーストラリア外遊でも大胆スリットで太ももをあらわにするなど、とにかく「抜け感」という名の「露出」を忘れることはなかった。
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公務は黒づくめ&海外ブランドご愛用

ロイヤルメンバーといえば、エリザベス女王を筆頭に、群衆の中でも目立つ華やかな色のファッションがお約束。とくに黒は喪を意味する色だけに、暗黙の了解で避けるメンバーがほとんど。そんな中、色もデザインもミニマルがお気に入りのメーガン妃は、公務でも黒を多用。さらに…自国ブランドのアピールも外交の一環といわれるなか、メーガン妃は英国ブランドではなく、海外ブランドを頻繁に着用した。その証拠に、2019年の英国ブランド着用率はキャサリン妃の55%に対し、メーガン妃はわずか24%と、数字でも愛国心のなさがバレてしまった。
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インスタのフォロワー数がギネス世界記録に

ヘンリー王子とメーガン妃がケンジントン宮殿からフロッグモア・コテージへと拠点を移すにあたり、2019年4月2日に、2人の称号の名前で開設したインスタグラム「Sussexroyal」。注目度の高い2人だけに、開設からわずか5時間45分でフォロワー数100万人を獲得! 当時の過去最速記録で、ギネス世界記録となった(後にジェニファー・アニストンに破られた)。フォロワーの中には女優のプリヤンカー・チョープラーやテニスプレイヤーのセリーナ・ウィリアムズ、シンガーのアリアナ・グランデ、女優のブレイク・ライブリー、モデルのミランダ・カーといった人気セレブたちの名前も並んだことも注目を集めた。
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NYでベビーシャワー

2019年2月、妃は単身、NYへ。その理由は、セリーナ・ウィリアムズやアマル・クルーニーらセレブBFFたちが主催してくれた、ベビーシャワー!到着後は「ラデュレ」でお茶を楽しみ、高級ホテルでセレブBFFたちとプレベビーシャワー、夜には「ラルフ ローレン」が経営する高級バーでディナー。さらに翌日には盛大なベビーシャワーと、豪遊を満喫。『デイリー・メール』によると、旅行にかかった費用はプライベートジェットで往復25万ドル(約2,700万円)、ベビーシャワーの会場となったホテルのスイートルームは1泊7万5,000ドル(約830万円)であると判明。ボディガードの費用などを含めると「5泊6日の旅行費用は50万ドル(約5,500万円)」! ロイヤルとセレブの立場、理解できていなかった?
バースプラン非公開

出産時には病院や予定日などをマスコミに明かすのが王室の慣習。歴代ロイヤルは、病院名を公表し、さらに入院したタイミングには声明を発表し間もなく赤ちゃんが誕生することを知らせていた。ところがメーガン妃は「出産はプライベートなこと」と、この伝統を拒否し、いっさい非公開。またダイアナ元妃やキャサリン妃がやってきたように、退院するときに病院の前で赤ちゃんと一緒に記念撮影をする恒例行事も行わなかった。関係者によると「出産後すぐにカメラの前で笑顔で美しく手を振るのは自然ではない」「まずは家族だけで誕生を祝ってから然るべき時に世間に発表」という“メーガン流ポリシー”によるものだそう。出産前に唯一公表したのは、「男の子でも女の子でも、フェミニストに育ってほしい」ということだけ。
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異例尽くしの出産&うその誕生報告

ロイヤルベビーの誕生について詳細の非公開を貫いたヘンリー王子&メーガン妃。ようやく現地時間2019年5月6日、陣痛の発表をしたかと思いきや、わずか30分後にインスタグラムで「BOY」が誕生したことを発表。同日にヘンリー王子がイギリスメディアのインタビューに応じ、その2日後にウィンザー城でハリー王子と息子アーチーと3人で記者会見を開催した。と、一見ハッピーな報告なのだが、これにはからくりが。実は陣痛の発表の9時間前には男の子がすでに誕生していたことが明らかに! しかも、出産についての発表文には「現在夫妻たちはフロッグモア・コテージにいる」と書かれており、あたかもコテージで出産したかのように思わせながら、出産場所はロンドン中心部にあるセレブ御用達のポートランド病院だった。つまり2人は「ウソ」を発表して、見事にメディアをかく乱したということ。結果、ますますアンチを増やすことに...。
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洗礼式&ゴッドペアレンツの非公開

2019年5月6日に誕生したヘンリー王子&メーガン妃の長男、アーチー・ハリソン・マウントバッテン=ウィンザーの洗礼式が、7月6日、ウィンザー城のプライベートチャペルで行われた。ところがこの式も、ゴッドペアレンツの詳細等も夫妻の意向でプライベートに。最終的にはインスタグラムを通して2枚の公式ポートレートが公開されるにとどまった。王位継承順位は第7位とはいえ、絶大な人気をほこるヘンリー王子のベビーに関するおめでたい行事をシェアしてくれないのは、国民にとって寂しいかぎり、と再び国民の反感をかってしまった。ちなみに写真は、ウィンザー城のザ・グリーン・ドローイング・ルームでクリス・アラートンによって撮影されたもの。
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環境保護を訴えながらプライベートジェットで移動

ヘンリー王子とメーガン妃といえば、旅先の環境保護や地球温暖化の要因となるCO2排出量の削減など声高に訴え、環境問題への取り組みを支援している。それにも関わらず、アーチー誕生前にはニューヨークで開催されたベビーシャワーにプライベートジェットでかけつけ(往復25万ドル(約2,700万円)、さらに出産後は育休をいいことに生後3か月のアーチーのセキュリティを理由に、11日間でスペインや南仏などへ4回もプライベートジェットで移動していたことが明らかに。「プライベートジェット利用の際は、自身が排出したCO2量を相殺するために温室効果ガスの削減プロジェクトに投資している」とアピールしているけど、明らかな矛盾ぶりを露呈。「偽善者」とバッシングされてしまうのも仕方ない。
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王子デザインの婚約指輪をリフォーム

2018年11月に行われた婚約会見でお披露目された婚約指輪。会見後に行われたインタビューでは、ヘンリー王子が自らデザインし、王室御用達ジュエラー「クリーヴ・アンド・カンパニー」によって作成された指輪であることが明かされた。王子はインタビュアーに対し、「彼女(メーガン)が好きなイエローゴールドで作りました。センターのダイヤはボツワナ共和国、両サイドのダイヤは母のジュエリーコレクションから見つけたものです。これから2人のクレイジーな人生が始まるわけだけど、母も僕たちの人生の一部であるという意味が込められています」と明かしていた。これに対し、「完ぺきな指輪です」と語っていた妃だけど、その後リフォームしていたことが明らかに。2019年6月に目撃された際には、イエローゴールドのアームが、メーガン妃好みのマイクロパヴェのほどこされた華奢なアームに取り替えられていた。まさか王子のデザインまで変えてしまうなんて前代未聞!
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職員が次々と辞職

ヘンリー王子&メーガン妃につかえてきた側近たちが次々と辞職したのも、いままで王室ではなかった事件。結婚後約半年の間にパーソナルアシスタントのメリッサ・トゥバチ、メーガン妃のイギリス生活を当初からサポートし、チャリティレシピ本『Together: Our Community Cookbook(原題)』の出版にも関わったアシスタントのエイミー・エイミー・ピッカリル、秘書のサマンサ・コーエン、メーガン妃の警護を半年担当していた女性ボディガード、さらにウィンザーのフロッグモア・コテージでアーチーのナニー2人など……。関係者の証言によると辞職は円満で、妃との関係が悪化したわけではないという意見や、一方では「妃の要求が厳しく、気難しいから」、「自由に振舞いたいという妃のリクエストがスタッフたちのハードルになっている」というウワサも。やっぱり妃に問題があったのかも…。
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大衆紙を提訴&絶交宣言!

一家そろってのアフリカ外遊を成功させた直後の2019年10月、ヘンリー王子は妻メーガン妃の名誉のため、「母の故ダイアナ妃のように非人間的に、商品のように扱ってほしくない」との」思いから、タブロイド紙『メール・オン・サンデー』を発行する会社アソシエイテッド・ニュースペーパーズを提訴するとの声明を発表。メーガン妃が父親に宛てた手紙を「メール・オン・サンデー」が掲載したのは著作権侵害、個人情報の不正利用、データ保護法の違反だと主張し、損害賠償を求めた。さらに2人はイギリスの4大タブロイド紙である「サン」「デイリーメール」「ミラー」「エクスプレス」の報道姿勢に「基本的に同意できない」と主張し、今後は「4紙から求められても事実確認はしない。また一切関わりを持たない」「質問には答えない」と、絶好宣言。
ところが今年5月1日にロンドンの王立裁判所で行われた第一審で、判事はメーガン妃の主張を却下すると裁定。これに対し、メーガン妃の弁護士は「プライバシーの問題に焦点を当て今後も裁判を闘っていく」と声明を発表し、なんだか泥沼化の予感…。そもそも王室関係者は王子に提訴をとどまるようにと助言していたのだから、言うことを聞いておけばよかったのに。
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シニアロイヤル引退、妃の故郷LAへ移住

ここまで数多くの「異例の事件」を起こしてきたメーガン妃とヘンリー王子だけど、最大の掟破りは「王室離脱」。現地時間2020年1月8日、「高位王族としての地位から引退し、自分たちで生計を立てる」と宣言し、王室はもちろん、世界中を仰天させた。現在94歳のエリザベス女王が公務を減らし、ゆくゆくはチャールズ皇太子が王位に就いた時には、英王室の中で年長メンバーに属するヘンリー王子とメーガン妃には、多くの役割が期待されていたのに…。3月末をもってロイヤルからセレブと化した2人は愛息子アーチーとともに、メーガン妃の故郷であるLAに移住。王子はロンドンが恋しいとの報道もあるけれど、妃はショービズ界への復帰なども噂されていて、自由な生活を謳歌しているとか。
欲しいものはなんでも手に入れるタイプの妻と、その妻の手のひらで踊らされている感のある王子だけど、今後も2人で力を合わせて前例に縛られないネタを披露してくれるにちがいない!
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Courtesy of Kensington Palace, Sussexroyal via Instagram Photo: Getty Images