チャリティイベントに出席したり、家族の伝統行事に参加したり、ホリデーシーズンはイギリス王室にとって多忙極まる時期。エリザベス女王やダイアナ元妃、キャサリン妃たちのクリスマスを写真でプレイバック!
エリザベス女王、お芝居に挑戦!
第2次世界大戦中だった1941年から1944年にかけて、マーガレット王女とエリザベス女王(当時は王女)はウィンザー城でお芝居を上演、パントマイムを披露していたとか。収益は戦場の兵士たちが暖かいウールの服を着られるように設立された基金に寄付されたそう。1944年に王女たちが演じたのは「Old Mother Red Riding Boots」。衣装も舞台セットもかわいい!
女王のスピーチはクリスマス恒例
1952年以来クリスマスに国民に向けてスピーチをしているエリザベス女王(例外は1969年だけ。英王室に関するドキュメンタリー番組がテレビで放送されたからだそう)。スピーチは事前に録音し、12月25日に放送するのが恒例。この写真は1957年、初めてテレビでスピーチを放映したときのもの。エリザベス女王が微笑みかけている相手はカメラの外にいるエディンバラ公フィリップ王配。
王室のツリーは時代とともに変化する
伝統を重んじる英国王室だけれど、ツリーは時代とともに移り変わっているもよう。1969年に制作されたエリザベス女王に関するドキュメンタリー映画を見ると、ツリーが今のものとは違う! 当時は写真にあるような枝が細めでまばらなツリーにバラエティに富んだオーナメントを付けるのが流行っていたとか。
ドレスアップはクリスマスカラーで
チャールズ皇太子とダイアナ元妃、そして幼いウィリアム王子。ダイアナ元妃の真っ赤なベルベットのドレスがクリスマスにぴったり!
教会に行くときは正装がお約束
80年代に撮影されたダイアナ元妃と元ヨーク公爵夫人セーラ。帽子をかぶり正装で教会に行くのが習わし。ダイアナ妃のコートは当時トレンドのスタイル。一方、ウィリアム王子は今も色褪せないトラッドなコート姿を披露!
女王の元にはたくさんのクリスマスカードが!
2001年のエリザベス女王。ゴージャスなクリスマスツリーにも目を奪われるけれど、あらゆるところにクリスマスカードが飾ってあるのに注目! マントルピース、ソファセットのテーブル、コーヒーテーブルの上までカードでいっぱい。カードをリボンで繋げてマントルピースから下げる、というデコレーションテクニックも素敵。
バッキンガム宮殿のクリスマスツリーは超豪華
2012年のクリスマススピーチでのエリザベス女王。バッキンガム宮殿のクリスマスツリーを見ることができる。ゴールドとレッドでデコレーションされたツリーと華やかなフラワーアレンジメントがゴージャス!
家族から離れていても、クリスマスはお祝い
クリスマスにはノーフォークにエリザベス女王が所有するサンドリンガムハウスに集まって過ごすのが王室の習わし。でも事情があって帰れない場合も。2012年、攻撃ヘリコプターの操縦員としてアフガニスタンで20週の任務についていたヘンリー王子は遠く離れた場所でクリスマスを祝っていた。
クリスマスにはポートレートを撮影
キャサリン妃もイベントのときには写真を撮る世のママと一緒。これは2014年12月、妃が撮影したジョージ王子。バッキンガム宮殿の衛兵を編み込んだベストがキュート!
クリスマスはチャリティ活動の時期
クリスマスシーズンはいつもにもましてチャリティ活動が増える時期。チャリティ活動に熱心な王子や妃たちは様々なチャリティイベントに出席している。ヘンリー王子は2014年、慈善団体「センテバレ」の活動のためにアフリカのレソトへ。このチャリティ団体は2006年にヘンリー王子がレソトのセイーソ王子とともに設立、レソトの子どもたちの医療と教育を充実させるために力を注いでいるそう。
クリスマスのミサに一家で出席
クリスマスの朝にはサンドリンガムハウスの近くにあるセントメアリー・マグダレン教会のミサに出席するのが習わし。
クリスマスツリーと衣装をコーディネート
デスクのフラワーアレンジメントとツリーのオーナメントに合わせてアイボリーの衣装を選んだ、おしゃれなエリザベス女王。デスクには家族の写真がたくさん飾られているのに注目。女王もまた家族を愛する1人の母親であり、祖母であることを示す1枚。
一家の写真をインスタグラムにアップ!
2015年にシャーロット王女が誕生したウィリアム王子とキャサリン妃。4人で撮影したクリスマスホリデーのポートレートをインスタグラムにアップ。「ウィリアム王子、キャサリン妃、ジョージ王子とシャーロット王女からメリークリスマス。ウィリアム王子と妃はこの1年、皆さんから寄せられた温かいメッセージにとても感謝しています。そして4人で過ごす初めてのクリスマスをとても楽しみにしています」とコメント。
サッカーの試合が新たな伝統に?
クリスマスイブにサッカーの親善試合を楽しむウィリアム王子とヘンリー王子。サンドリンガムハウス近くにある地元のパブのチームと対戦し、収益はチャリティに寄付しているそう。これから新たな英国王室の伝統になるかも!
休暇先へは公共交通機関で
バッキンガム宮殿で家族揃って食事を楽しむのが、王室のクリスマスの習わし。その後、エリザベス女王はノーフォークに所有するサンドリンガムハウスへ電車で移動。でも、2016年はエリザベス女王も、フィリップ殿下もひどい風邪で日程を遅らせることを12月21日(現地時間)に発表した。
Photo: AFLO, Getty Images Translation & Text: Yoko Nagasaka Source:ELLE.com