今月初めのイビサ島に続き、バカンス第2弾に出かけたハリー王子とメーガン妃。移動手段を巡ってバッシングにさらされている王子と妃を擁護するセレブが現れた。
発端になったのはハリー王子とメーガン妃が先週末プライベートジェットでニースにバカンスに出かけたこと。イギリスマスコミを中心に環境に配慮していないという批判の声が浮上した。新聞「デイリーメール」は「プライベートジェットでニースまで行くと3トンの二酸化炭素が排出される」「一般のフライトで移動するのに比べて1人あたり7倍の排出量」と指摘。王子と妃が環境問題に取り組んでいることから「率先して二酸化炭素の排出量を抑えるような生活をするべき」というバッシングが起きた。先月ハリー王子が環境問題を討議するグーグルキャンプにプライベートジェットを使っていたこと、イビサ島にもプライベートジェットで行っていたことが重なり、「プライベートジェットを使いすぎだ」と批判はヒートアップするばかり……。
それに怒り、擁護に立ち上がったのがハリー王子と親しいエルトン・ジョン。「ハリー王子とメーガン妃がニースにある私の家にプライベートで滞在したことに対する、悪意ある歪められたマスコミ報道を非常に悲しく思う。王子の母ダイアナ元妃は私の最も親しい友人の1人です。ダイアナ元妃の死の原因になったマスコミによる不必要なプライバシーの侵害からハリー王子とその家族を守らなくてはいけないという義務感に私はかられています」とSNSに声明を発表した。
「この1年、王子と妃は忙しく働きチャリティ活動に打ち込んできました。その2人に私とパートナーのデヴィッド・ファーニッシュは静かで安全な我が家でプライベートな休みを過ごして欲しいと思いました」とエルトンは説明、ニースへの滞在を王子たちに提案したと明かした。さらに「王子と妃が必要とする厳重な警備を維持するため、私たちが2人にプライベートジェットを提供しました。またハリー王子の環境に対する取り組みを支援するためにチャリティ組織『Carbon Footprint』に寄付をし、今回のフライトの二酸化炭素量を相殺しています」。今回のバカンスやプライベートジェットに税金を使っていないこと、二酸化炭素量もオフセットしていることを強調している。
メーガン妃がニューヨークにベイビーシャワーのために出かけたときも批判を浴びたプライベートジェット問題。そのときのジェットもジョージ・クルーニー&アマル・クルーニー夫妻が提供していたことがわかったけれど「費用よりも二酸化炭素量が問題」という声が上がった。今回はエルトンが二酸化炭素量にも配慮していると発表した。この声明で批判が収まるのか、今後の報道を見守りたい。
Photo: Getty Images Text: Yoko Nagasaka