大人の事情が!?　結婚しているけれど同居はしていないセレブカップル9組

今年結婚20周年を迎えるヴィクトリアとデヴィッド。オックスフォードシャーにある邸宅では別棟に住んでいるそう。家が広いので、事実上の別居状態だとか。ヴィクトリアは2018年のインタビューで「別々に暮らしているのと同じような感じね。結婚生活も長くなると、距離を置くことは双方にとっていいことなのよ」とコメントしている。深い！

今はカリフォルニアのヒドゥンヒルズにある豪邸で一緒に暮らしているキムとカニエ。でも2016年、カニエが精神状態が不安定になったことから緊急入院、その後自宅で療養していたときキムは別の家で暮らしていたそう。理由は子どもたち。関係者は「キムは子どもたちへの影響を心配している。カニエと子どもが一緒に過ごすのを望んでいない」と語っていた。

今年結婚16年目を迎えるジュリアとフォトグラファーのダニーも、それぞれの家を持っているカップル。とはいえ不仲な訳ではなく、2人の家は通りを挟んで向かい合っているそう。ダニーは1人の時間が欲しくなると自分の家に帰るのだとか。普通のカップルだとそれぞれの部屋にこもるものだけれど、セレブの場合はそれが家になるみたい。

2018年9月に結婚したグウィネスとブラッド。今年6月のインタビューでグウィネスは「1週間のうち4日は一緒に暮らして3日は別々」「2人ともそれぞれの家を持っている」と告白している。2人とも前の結婚で子どもをもうけているので、3日間は自分の家で子供たちと過ごしているそう。グウィネス曰く「結婚している私の友達は、みんなこの暮らし方が理想的で変えるべきではないって言っているわ」。

間もなく第1子が誕生するアシュリーとジャスティン。2009年に結婚したけれど仕事の都合から、映像監督をしているジャスティンはロサンゼルス、アシュリーはニューヨークで暮らしている。アシュリーによるとこの遠距離結婚を続けるためにはルールがあるのだとか。「2週間以上、会わないで過ごすことがないようにしているの。ニューヨークかロサンゼルスで会うこともあるし、パリやマイアミで会うこともある。とても素敵よ。セクシーな気持ちになれる」。別居結婚がマンネリ防止になっているそう。

12年にわたってオン＆オフを繰り返し、昨年3月に結婚したドラマ『ヤンガー』のニコと起業家のべサニーも別居中。ニコ曰く「まだ一緒に暮らしたくないんだ。週に一度は必ず会うようにしているし、毎日FaceTimeで話はしている」そう。ちなみにニコはジェンダーフルイドでノンバイナリーだと宣言している。伝統的な価値観にとらわれないカップルとして要注目。

今はニューヨークで一緒に暮らしているクレアとヒュー。でも2009年に結婚した当初、クレアはドラマ「ホームランド」の撮影のためノースカロライナに、舞台に出演していたヒューはニューヨークに住んでいた。クレアは当時を振り返り「電話でたくさん話したし、テキストもいっぱい送りあった」と語っている。さらに「お互いのつま先とか、くだらない写真もいろいろ送ったわ」。これが別居生活を乗り越えられた秘訣かも！

ドラマ「ビッグバン☆セオリー」のケイリーと騎手で実業家のカール。2018年6月に結婚したものの、今も別居生活中。ケイリーによると2人とも出張が多くて、一緒に暮らせないそう。今年8月のインタビューでは「夢の家を建てているところ。いずれは1つ屋根の下で永遠に暮らす予定よ」。スピード離婚も少なくないセレブ界。無事に実現することを祈りたい。

ベテラン女優のヘレナ・ボナム・カーターと映画監督のティム・バートンも、ベッカム夫妻と同様、同じ豪邸の別棟に住んでいたカップル。バートン監督のいびきがひどく、睡眠時間帯もヘレナと合わなかったのがその理由。ヘレナは「他のカップルと同じように、私たちも顔を合わせているわ。1人でこもることができるプライベートな空間があることがわかっているから関係が強まるの」と語っていたのに、2014年に別れてしまった。

photo: getty images, text: Yoko Nagasaka