アメリカ・ロサンゼルスを拠点に活躍するプラスサイズモデル兼アクティビストのテス・ホリデーをご存知? 体型批判に反対し、SNSを通してボディポジティブなメッセージを発信している注目人物が、イギリスの有名タブロイド紙を「悪意のある写真の選び方でファットシェイミングを助長している」と批判したことが話題を集めている。

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2021年9月、4歳の息子ボウイと一緒にディズニーランドへ出かけたテス。その様子をパパラッチされ、イギリスの有名タブロイド紙『デイリー・メール』『デイリー・ミラー』がニュースとして掲載。それを見たテスは自身のツイッターで「ディズニーランドにいた10時間のうち、何マイルも歩いて、乗り物に乗って、そしておいしいものを食べた。だけどメディアは私が一番疲れている瞬間と、何か食べている瞬間の写真しか使っていない」と投稿。ボディシェイミングでは?と議論を巻き起こした。

「メディアはファットシェイミング(肥満批判)を助長している」有名プラスサイズモデルが悪意のある写真の選び方をするタブロイド紙を非難
Courtesy of Tess_Holliday via Twitter

テスは続けて「メディアは彼らが見せたい“太っている人の姿”を意識的に選んでいる。それはつまり太っている人が疲れていたり、何かを食べたりしている姿」、さらに「痩せている人は公共の場で何でも好きなものを食べられるし、何かを食べている姿が『かわいい』とさえ思われる」と続け、世の中に存在するダブルスタンダードについても言及。

「メディアはファットシェイミング(肥満批判)を助長している」有名プラスサイズモデルが悪意のある写真の選び方をするタブロイド紙を非難
Courtesy of Tess_Holliday via Twitter

また「メディアが報道しなかったのは、私とボウイがアイスクリームを分け合い、たくさん笑ったということ。息子と一緒にディズニーランドですばらしいひとときを過ごした“本当の私”をメディアは見せなかった」「だからここで楽しかった思い出をシェアする!」と愛息子とのツーショット写真を披露。そして「ファットフォビア(肥満嫌悪)というレンズを通してメディアが私の写真を報道するとき、彼らは世の中に存在する私と同じような人々に対して“無価値”だと伝えている」「ファットシェイミングのコメントを生む温床となっている」とメディアのあり方を痛烈に批判した。

「メディアはファットシェイミング(肥満批判)を助長している」有名プラスサイズモデルが悪意のある写真の選び方をするタブロイド紙を非難
Courtesy of Tess_Holliday via Twitter

最後にフォロワーたちに向けて「ファットシェイミングやボディイメージに悩んでいる人たちへ。あなたには価値があって、ありのままのあなたですばらしい」と前向きなメッセージを送ったテス。コメント欄には「ありがとう!」「食べるものや、休日をどう過ごすかは他人にはまったく関係のないこと」とテスをサポートする声が相次いだ。